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    <title>WINGS WEB PUBLISHING</title>
    <link>https://wingsweb.kashi-hondana.com</link>
    <description>WINGS WEB PUBLISHING・小説更新情報</description>
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    <copyright>Copyright ©2026 さくら／黒桜.</copyright>
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    <item>
      <title>④ - 背徳の堕天使IF</title>
      <link>https://wingsweb.kashi-hondana.com/author/page/1594/section/36435</link>
      <pubDate>Thu, 11 Sep 2025 14:18:00 +0900</pubDate>
      <description>背徳の堕天使9章で、光が桐吾を選んで逃亡した世界線のIFストーリー

※完結しました。WEB掲載は2章の途中までとなっています。最終回は同人誌でご覧ください。
……

カメラマン・青重の手に落ち、空港ホテルの部屋で襲われた今西光。助けにきたのは父・今西桐吾だった。
青重を倒し、桐吾と和解した光は決意する。もうこの人から離れない、と――

本編「背徳の堕天使」を９章まで読んでからご覧ください。</description>
      <content:encoded><![CDATA[＊＊

　この国の季節は乾季と雨季のふたつしかない。
　光がこの地に足を踏み入れてから、季節は雨季へと変わった。


　その日は降りやまない雨が続いていた。
「ヒカルは、日本のアイドルだったのか？」
　高熱で寝込み、桐吾の帰りを待ちきれずに床を叩いてライサを呼んだ時だった。水を届けてくれたライサに突然不思議なことを尋ねられ、光は「なにそれ？」と首を傾げた。
「こういうのが回ってきたんだよ」
　手に持っているのは何かのビラのような紙切れ。
　広げられて、ぎょっとする。
　ＷＩＮＧＳの宣材として撮ったソロのポートレートが「Looking for someone（探し人）」の文字と共に印刷されていたのだ。おそらく一年ほど前の、ＣＤデビュー当時の写真である。
「髪型違うから、どうなんだろうって思ったんだけど」
　そう言われてはっと気づいた。
　ここに来る前、桐吾に髪を切れと言われて思いっきり刈り上...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>③ - 背徳の堕天使IF</title>
      <link>https://wingsweb.kashi-hondana.com/author/page/1594/section/29658</link>
      <pubDate>Thu, 11 Sep 2025 14:03:00 +0900</pubDate>
      <description>背徳の堕天使9章で、光が桐吾を選んで逃亡した世界線のIFストーリー

※完結しました。WEB掲載は2章の途中までとなっています。最終回は同人誌でご覧ください。
……

カメラマン・青重の手に落ち、空港ホテルの部屋で襲われた今西光。助けにきたのは父・今西桐吾だった。
青重を倒し、桐吾と和解した光は決意する。もうこの人から離れない、と――

本編「背徳の堕天使」を９章まで読んでからご覧ください。</description>
      <content:encoded><![CDATA[＊＊

（……俺ってやっぱり父さんの足手まといにしかなれねえのかな）
　前よりもずっと、大事にしてもらえている気はする。だからこそ余計、何もできない自分が悔しくてたまらない。誘拐、監禁という体で捕まったふりをして傍にいたとしても、桐吾には一体なんの得があるというのだろう。
　また捨てられるかもしれないという不安は、どんなに時間がたっても拭えなかった。
　せめて料理や洗濯だけでもこなせるようになって、働く桐吾の支えにならなければ。そう思っていても、目覚めた時はすでに桐吾が先に起きていて、おいしそうなコーヒーの香りが室内に漂っていたし、ぐちゃぐちゃだったシャツも肌着も、綺麗に洗われ外の物干し紐にかけられていた。食卓に並べられたハムエッグトーストとサラダは、当たり前のように二人分セットしてある。
（しかも父さんの方が飯作るのうまい。俺マジで役にたってねえ……本当にこれでいいのか？）
　朝なのか昼...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>② - 背徳の堕天使IF</title>
      <link>https://wingsweb.kashi-hondana.com/author/page/1594/section/29656</link>
      <pubDate>Thu, 11 Sep 2025 13:59:00 +0900</pubDate>
      <description>背徳の堕天使9章で、光が桐吾を選んで逃亡した世界線のIFストーリー

※完結しました。WEB掲載は2章の途中までとなっています。最終回は同人誌でご覧ください。
……

カメラマン・青重の手に落ち、空港ホテルの部屋で襲われた今西光。助けにきたのは父・今西桐吾だった。
青重を倒し、桐吾と和解した光は決意する。もうこの人から離れない、と――

本編「背徳の堕天使」を９章まで読んでからご覧ください。</description>
      <content:encoded><![CDATA[＊＊

　今夜はもう出かけず家で寝ると聞き、光はひそかに喜んだ。一つしかないベッドに二人で潜り込み、互いの体温を感じ合う。くっつきすぎると「暑い」と逃げられるので、枕のように抱きつくことだけは我慢しておく。
　ベッドで寝返りを打てば、肌着を着ない傷だらけの父の背中が視界に映った。ただの喧嘩傷とは思えない、縫合だらけの生々しい傷痕。彼の過酷な人生を物語っているようだった。
「……なあ、父さん」
「なんだ」
　背中越しに話しかけると、微動だにしないままそっけない返事が返ってきた。
「俺も父さんと一緒に外に出たい」
「……ダメだ」
「発作はだいぶマシになったし、俺もなんか仕事できることがあったら……」
「ダメだと言っている」
「……」
　だろうな。予想済みの返答以外、かえって来ない。
　これ以上しつこく駄々を捏ねると、この男はキレて家を出て行ってしまうだろう。昔、母親が犯した過ちがきっとそう。あ...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>① - 背徳の堕天使IF</title>
      <link>https://wingsweb.kashi-hondana.com/author/page/1594/section/29588</link>
      <pubDate>Thu, 11 Sep 2025 13:59:00 +0900</pubDate>
      <description>背徳の堕天使9章で、光が桐吾を選んで逃亡した世界線のIFストーリー

※完結しました。WEB掲載は2章の途中までとなっています。最終回は同人誌でご覧ください。
……

カメラマン・青重の手に落ち、空港ホテルの部屋で襲われた今西光。助けにきたのは父・今西桐吾だった。
青重を倒し、桐吾と和解した光は決意する。もうこの人から離れない、と――

本編「背徳の堕天使」を９章まで読んでからご覧ください。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　誰も敵わない、強い人だと勝手に思い込んでいた。
　世の全てを力でねじ伏せる。誰もが畏怖する存在だと。
　逃げて、逃げて、ホテルに隠れて、人の目を伺うようにして生きて。今更ながらに気が付いた。この人も、ただの弱い人間なのだということに。


　この国では英語が公用語らしく、新聞も看板も全部英語で記されていた。父・桐吾の持ち帰るビラや書類を見せてもらうことで、ゆっくりとこの世界を知ることができた。たまに通りすがる人間が何を言っているかはわからないが、大家や宅配の人間は英語で話しかけてくる。たどたどしい子どもの英会話でも、意思疎通はなんとかできそうだった。
　今西光は窓を開けて空を眺めた。見慣れた日本とは違う景色。けれど同じものもここにある。独特の香りがする空気を吸い込み、ぷはあと大きく深呼吸した。
（――まだ生きてる）
　軟禁生活なので、家からはほとんど一歩も外に出ない。出してもらえない。そ...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title> - バレンタインにお好きなアレを</title>
      <link>https://wingsweb.kashi-hondana.com/author/page/2254/section/34554</link>
      <pubDate>Fri, 09 May 2025 21:20:00 +0900</pubDate>
      <description>受験を直前に控えたバレンタインの夜。光が勝行にあげたバレンタインの品はチョコレートではなく――。
2023年バレンタインネットプリント企画につけたおまけSS</description>
      <content:encoded><![CDATA[＊＊

今宵の夕食は勝行の大好物、ビーフシチュー。野菜も肉もとろとろになるまで煮込み、赤いお酒の代わりにノンアルコールのカシスオレンジを添えて。
有楽町の高級マンション十階にある一家の主・相羽勝行（高校三年生）の頬は終始緩みっぱなしだった。

「美味しいよ、光。やっぱ最高、お肉も柔らかい」
「おう、おかわり出来るぞ」
「する、する。三杯はいけるかもしれない」

小食かつ作法の上品な次期当主の姿しか知らない相羽家の人々は、彼が前のめりになってがっつく光景を見たらきっと目を丸くするに違いない。光も肉を口に運びながら、我ながら上手く作れたなと舌鼓を打つ。

「ああーだめだ。最近ほんっとにご飯が美味しくて……食べ過ぎて眠い、ヤバイ」

すっかり胃袋を掴んでやった手ごたえもある。
食後、だらしなくお腹をさすりながらソファで寛ぐ勝行の手元には、手作りの英単語帳があった。もうすぐ大学受験本番、勉強や休養...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title> - 飛花とつばさ</title>
      <link>https://wingsweb.kashi-hondana.com/author/page/2249/section/34534</link>
      <pubDate>Thu, 08 May 2025 18:05:00 +0900</pubDate>
      <description>ちょっとだけ早い東京の桜が咲き始めた頃。デビュー前のWINGSが、仕事で他のバンドのライブを観に行ったあとの話。
※いただいた桜のお写真から連想して描いたコラボ作</description>
      <content:encoded><![CDATA[

都会の賑わう街並みで、満開の桜を見たのはこれがはじめてだった。
去年はこの時期、殆ど実家からの高校までの通学だけで精いっぱいだったから、どこにも寄り道なんてしなかったのだ。


「東京にも桜ってけっこうあるんだな」

日暮れ空が闇に包まれても、行き交う人々が一向に減らない密集地帯を、恨めしく思いながら歩く都心の夜。
まっすぐ進めないほどの密度に人酔いそうになる光の手を引いて、勝行は迷わず渋谷駅へと向かっていた。とある知り合いバンドのハコライブを鑑賞しに来た帰り道のことだ。
勝行にその身を任せ、なるべく人を見ないで違うところをみよう……と顔を上げた光の視界に入ってきたものは、地元で見慣れた綺麗な薄桃色の花弁だった。
別に特別ライトアップされたわけでもないのだが、それは周囲の店舗で煌めくネオンに包まれ、カラフルな色遣いの照明に白く浮かび、揺らめいていた。
「どうかした？」
ふいに歩くスピー...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title> - 君とぼくのハッピースウィーツ頌歌</title>
      <link>https://wingsweb.kashi-hondana.com/author/page/2248/section/34532</link>
      <pubDate>Thu, 08 May 2025 17:53:00 +0900</pubDate>
      <description>横浜の私立高に入学して約半年。夏休みも過ぎて電車通学にも慣れてきた頃、光の16歳の誕生日が近づいてきた。
誕生日プレゼントを買ってあげようとする勝行と、物より思い出を楽しむ光のほのぼの秋葉原デート。※付き合ってない</description>
      <content:encoded><![CDATA[
九月十三日。
それは相羽勝行にとって、少しだけ特別な日だった。
この世の誰よりも、彼が生まれてきてくれたことを感謝する日。

＊＊

横浜の私立高校に入学して早半年。
東京でのライブ活動も始めたばかり。そんなにすぐメジャーでとはならないが、知り合いのライブハウス経営者からインディーズレーベルとの契約を口利きしてもらった。早速ダウンロード限定で既存の持ち歌「ＷＩＮＧＳ」を配信しよう、という話がまとまった頃のことだ。

「光、誕生日プレゼント、何が欲しい？」

いつものライブハウス帰り。
最寄り駅から乗った路線バスを降り、実家である相羽本家までの夜道を歩きながら、勝行は隣を歩く今西光にそう声をかけた。

「は？」
眠たそうに欠伸しながら歩く光は、不思議そうに勝行の顔を振り返った。

「明日じゃなかった？　お前と源次の誕生日」
「……そうだっけ」
勝行は思わず苦笑して、相変わらずだなと呟いた。...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title> - Follow your heart</title>
      <link>https://wingsweb.kashi-hondana.com/author/page/2096/section/33338</link>
      <pubDate>Tue, 18 Feb 2025 14:17:00 +0900</pubDate>
      <description>３５歳独身・小児科医の優人は、仕事ぶりを買われて昇進。推薦してくれた上司・稲葉も独身貴族の５０代イケオジ。
二人は社畜仲間として意気投合。密かに稲葉に恋焦がれる優人は、職権を駆使して二人きりの慰安旅行に出かけ、親密度を上げる作戦に出る。だが泥酔状態で呟いた告白を本人に聞かれてしまい――。

アイラブおっさんアンソロ寄稿作　
WINGSシリーズ「できそこないの幸せ（高校生編）」より後の話です
※この作品だけで楽しめます。</description>
      <content:encoded><![CDATA[
　正直自分に向いているとは思えない。小児科医長の昇進打診を受けた岩井優人は「はあ」と間抜けな声をあげた。
「なんやその反応。スピード出世の快挙だぞ、もっと胸張れや、コラ」
「そう仰られても……」
　戸惑う優人の胸元を拳で突いてくる口調の荒い上司は小児科長・稲葉史朗だ。フルネームの書かれた首下げ名札には五十代の角張った強面にそぐわない、子ども向けアニマルシールが何枚も貼られている。
　最近散髪してこざっぱりしたせいか、皴寄る目尻が垂れ気味なのがよくわかる。瞼の奥にあるつぶらな瞳が可愛い。若い頃は切れ長の瞳で美しい顔立ちだったんだろう。耳にはシンプルなシルバーピアスが嵌っていて、グレイカラーの髪によく似合っている。シールの動物に例えるなら、狼。あるいは白豹。こんなに高貴で男前な遊び人をベッドの上に連れ込んだら、どんな表情を見せるのだろう――。
　うっとりした目で上司の顔を見つめていたら、拳以...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>７ - できそこないの幸せ</title>
      <link>https://wingsweb.kashi-hondana.com/author/page/366/section/31777</link>
      <pubDate>Tue, 29 Oct 2024 14:38:00 +0900</pubDate>
      <description>腹黒なアイドル優等生×俺様わんこ

お互いないものねだりの共依存から、本物のパートナーになるまでの物語

＊＊＊
母親を失い、父親に虐待されていた今西光は、助けてくれた親友・相羽勝行と作ったバンド「WINGS」の片割れとして生きる道を選んだ。
一方相方を手に入れたけれど、実家と進路の折り合いがつかない相羽一族の御曹司・勝行。
やがてWINGSに大手フェス出演の話が飛び込んでくる。その夢を果たすことはできるのか――

音楽活動の相棒として、義兄弟として、互いの手を取り生涯寄り添うことを選んだ二人の純愛青春物語。
WEBバージョンです</description>
      <content:encoded><![CDATA[＊＊

　退院の許可は出たものの、それはテストを受けるためだけの数週間だけ。終わったらまた検査入院が必要と言われて、光は憮然とした。

「嘘だろ……俺、仕事あるんだけど」
「この先、ちゃんと仕事するためにも検査は受けておいた方がいい。君の心臓以外の場所が今どうなっているのか、しっかりチェックさせてもらいたいんだ。大丈夫、そこまで長くならないから」

　夕食を食べている最中、病室にやってきた主治医の星野は、光の顔色を伺いながら今後の治療方針を連ねていく。
　仕事があると言ってみたものの、正直な話ＷＩＮＧＳにどんな仕事のオファーがあって、夏休みに何をするのか光は知らない。スケジュールは全て勝行とマネージャーの高倉が光の体調を見ながら組んでいる。
　それでも確か、今年もライブを沢山しようねとか、今制作中のアルバムが夏に完成するから、これを引っ提げて全国ツアーしようぜとか――事務所で色々と楽し気に...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>８ - できそこないの幸せ</title>
      <link>https://wingsweb.kashi-hondana.com/author/page/366/section/31778</link>
      <pubDate>Tue, 29 Oct 2024 14:38:00 +0900</pubDate>
      <description>腹黒なアイドル優等生×俺様わんこ

お互いないものねだりの共依存から、本物のパートナーになるまでの物語

＊＊＊
母親を失い、父親に虐待されていた今西光は、助けてくれた親友・相羽勝行と作ったバンド「WINGS」の片割れとして生きる道を選んだ。
一方相方を手に入れたけれど、実家と進路の折り合いがつかない相羽一族の御曹司・勝行。
やがてWINGSに大手フェス出演の話が飛び込んでくる。その夢を果たすことはできるのか――

音楽活動の相棒として、義兄弟として、互いの手を取り生涯寄り添うことを選んだ二人の純愛青春物語。
WEBバージョンです</description>
      <content:encoded><![CDATA[＊＊
　あの日の女の子が、目の前に立っていた。今にも声を上げて泣き出しそうな顔をして、摘んだクローバーをぎゅっと握り締めて。

「天使さん、かわいそう」

　そんな目で見るな。俺はかわいそうなんかじゃない。
　俺は。

　俺の今までの人生が他人にとってどんなに酷いものに見えたとしても。父さんと母さんと弟と過ごしたあの時間は大事な宝物で、愛しくて。いつまでもずっと続いてほしくて――。

　でも俺のせいで、皆が不幸になって、バラバラになってしまった。できそこないの俺のせいで。俺が悪いせいで。なのに赤の他人は、俺を守ると言いながら両親を責め立てる。傷ついた心を癒したいとか言う。ならどうして俺じゃなくて父さんと母さんを助けてくれなかったんだ。かわいそうなのは俺じゃない、俺に関わった家族みんなだ。あの人たちを否定しないで。どんなに間違った形だったとしても、俺を愛して命を繋ぎ留めくれた、あの人たちを。...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>６ - できそこないの幸せ</title>
      <link>https://wingsweb.kashi-hondana.com/author/page/366/section/31776</link>
      <pubDate>Tue, 29 Oct 2024 14:38:00 +0900</pubDate>
      <description>腹黒なアイドル優等生×俺様わんこ

お互いないものねだりの共依存から、本物のパートナーになるまでの物語

＊＊＊
母親を失い、父親に虐待されていた今西光は、助けてくれた親友・相羽勝行と作ったバンド「WINGS」の片割れとして生きる道を選んだ。
一方相方を手に入れたけれど、実家と進路の折り合いがつかない相羽一族の御曹司・勝行。
やがてWINGSに大手フェス出演の話が飛び込んでくる。その夢を果たすことはできるのか――

音楽活動の相棒として、義兄弟として、互いの手を取り生涯寄り添うことを選んだ二人の純愛青春物語。
WEBバージョンです</description>
      <content:encoded><![CDATA[　＊＊

「聞いてくださいよ星野先生、光くんからすごい発言が」
「何か進展があったのか」

　上機嫌で病棟の詰め所にやってきた後輩医師、若槻の様子を見て、星野の眠気は吹き飛んだ。気に病んでいたことが少しでも改善できそうであれば当直明けの気怠さも忘れて仕事に戻れそうだ。
　短い前髪から見える額には、軽く汗をかいている。きっと朗報を届けようと急いで病棟まできてくれたのだろう。心療内科という担当科が正直似合っていない、スポーツマン風のがっしりした体格の若槻は、星野の隣に座り込んでふうと一息ついた。

「ありましたよ、そんでもって面白いことがわかりましたよ」
「面白いって……患者さんの容体を茶化すような発言はやめなさい」
「まあまあ、聞けばちょっとは星野先生も安心できますよ。……ああでも逆に、治療の手駒がなくて困るかもしれない」
「一体どっちなんだ」

　なかなか本題に入らず、隣でくつくつと笑いな...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>５ - できそこないの幸せ</title>
      <link>https://wingsweb.kashi-hondana.com/author/page/366/section/31775</link>
      <pubDate>Tue, 29 Oct 2024 14:38:00 +0900</pubDate>
      <description>腹黒なアイドル優等生×俺様わんこ

お互いないものねだりの共依存から、本物のパートナーになるまでの物語

＊＊＊
母親を失い、父親に虐待されていた今西光は、助けてくれた親友・相羽勝行と作ったバンド「WINGS」の片割れとして生きる道を選んだ。
一方相方を手に入れたけれど、実家と進路の折り合いがつかない相羽一族の御曹司・勝行。
やがてWINGSに大手フェス出演の話が飛び込んでくる。その夢を果たすことはできるのか――

音楽活動の相棒として、義兄弟として、互いの手を取り生涯寄り添うことを選んだ二人の純愛青春物語。
WEBバージョンです</description>
      <content:encoded><![CDATA[　＊＊
　寝落ちる前に勝行とキスしていたら、滅入った気分を削ぎ落とせるので夢見がいい。
　昨夜は久しぶりになんの夢も見ないまま、十時間以上も爆睡していた。睡眠がきちんと取れたおかげか、身体の調子もいい感じだ。
　朝、登校前に立ち寄ってくれた勝行も、ほっとしたように笑っていた。

「熱もなし。食欲も戻ったし、やっと先日の脱走事件前に戻ったね」
「蒸し返すなよ……ていうか脱走ってなんだよ」
「時々思い出してもらわないと、反省したこと忘れるからな。元気になったらすぐ病院から抜け出したがるし」
「ぐっ……違うし。ちょっと昼寝してただけだし！」
「はいはい。とにかく退院したければ、もう少し大人しくしててね」

　まだベッドに縛り付ける気満々なのだろう。愛用の電子キーボードとヘッドホンを持ってきてくれた勝行は、そう言って今日も一人で学校に向かった。

（俺、一学期だけで何日休んだかな……ほんとに今度こ...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>４ - できそこないの幸せ</title>
      <link>https://wingsweb.kashi-hondana.com/author/page/366/section/31774</link>
      <pubDate>Tue, 29 Oct 2024 14:38:00 +0900</pubDate>
      <description>腹黒なアイドル優等生×俺様わんこ

お互いないものねだりの共依存から、本物のパートナーになるまでの物語

＊＊＊
母親を失い、父親に虐待されていた今西光は、助けてくれた親友・相羽勝行と作ったバンド「WINGS」の片割れとして生きる道を選んだ。
一方相方を手に入れたけれど、実家と進路の折り合いがつかない相羽一族の御曹司・勝行。
やがてWINGSに大手フェス出演の話が飛び込んでくる。その夢を果たすことはできるのか――

音楽活動の相棒として、義兄弟として、互いの手を取り生涯寄り添うことを選んだ二人の純愛青春物語。
WEBバージョンです</description>
      <content:encoded><![CDATA[　＊＊
　もう一度点滴が外れた時、光は再び中庭に降りてみた。知らぬ間に降っていた雨で土はすっかりぬかるんでいた。沢山自生するクローバーの葉にも水滴がまだ残っている。
　しゃがみ込み、いくつかの葉を確認しているうち、病院のレンタル寝巻が汚れることに気づいた。
（今日は諦めるか……）
　もう少し土が乾いてから、また来ようと決意する。
「光くんは外が好きなのかな。この間も外にいて、大騒ぎだったんだって？」
　ふいに声をかけられて振り返ると、心療内科の担当医師・若槻が立っていた。
「調子はどうだい」
「発作が起きてなかったら別に……普通だし。早く家に帰りたいんだけど」
「病室にずっといるのは、気が滅入る？」
　そんな当たり前のことをわざわざ聞いてくるこの男が、光は苦手だった。心の奥に詰め込んだ不快な感情を、探るように話しかけては声に出してリピートしてくる。心臓外科で世話になっているおじさん主治医・...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>３ - できそこないの幸せ</title>
      <link>https://wingsweb.kashi-hondana.com/author/page/366/section/31773</link>
      <pubDate>Tue, 29 Oct 2024 14:38:00 +0900</pubDate>
      <description>腹黒なアイドル優等生×俺様わんこ

お互いないものねだりの共依存から、本物のパートナーになるまでの物語

＊＊＊
母親を失い、父親に虐待されていた今西光は、助けてくれた親友・相羽勝行と作ったバンド「WINGS」の片割れとして生きる道を選んだ。
一方相方を手に入れたけれど、実家と進路の折り合いがつかない相羽一族の御曹司・勝行。
やがてWINGSに大手フェス出演の話が飛び込んでくる。その夢を果たすことはできるのか――

音楽活動の相棒として、義兄弟として、互いの手を取り生涯寄り添うことを選んだ二人の純愛青春物語。
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      <content:encoded><![CDATA[　＊＊
「なんだよあのキザ野郎」
　ちょっと前までは、キスしろと言うたび顔を真っ赤にして戸惑っていたくせに。いつの間にか、光が一番へこたれる技を覚えたらしい。
　消えたドアの先に向けて「ケチ」だの「ばか」だのと規模の小さい罵詈雑言を履き散らした後、光はため息を零し、ポスンと敷布団に背を預けた。
　文句一つ叫ぶだけで、息が切れる。体力が全然足りない。
　布団の上に置きっぱなしだったスマートフォンのチャット受信音が鳴り響いた。通知画面には勝行の名前と、「ちゃんと寝てね」のメッセージ。
（勝行って心配性だよな。そのうちハゲるぞ）
　怒っていたはずなのに、思わずにんまり笑みをこぼしてしまう。もらったメッセージをじっと見つめていたら、画面が勝手に真っ暗になった。慌てて電源ボタンを押し、もう一度通知欄のメッセージを愛おしげに眺める。
　空想の世界で、画面の7文字がリズミカルな音に変わっていく。あの耳障...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>２ - できそこないの幸せ</title>
      <link>https://wingsweb.kashi-hondana.com/author/page/366/section/31771</link>
      <pubDate>Tue, 29 Oct 2024 13:47:00 +0900</pubDate>
      <description>腹黒なアイドル優等生×俺様わんこ

お互いないものねだりの共依存から、本物のパートナーになるまでの物語

＊＊＊
母親を失い、父親に虐待されていた今西光は、助けてくれた親友・相羽勝行と作ったバンド「WINGS」の片割れとして生きる道を選んだ。
一方相方を手に入れたけれど、実家と進路の折り合いがつかない相羽一族の御曹司・勝行。
やがてWINGSに大手フェス出演の話が飛び込んでくる。その夢を果たすことはできるのか――

音楽活動の相棒として、義兄弟として、互いの手を取り生涯寄り添うことを選んだ二人の純愛青春物語。
WEBバージョンです</description>
      <content:encoded><![CDATA[　＊＊

『友だちになってくれよ。給料払うからさ』

　ちょうど三年前。相羽勝行がいきなり言ってきた口説き文句を思い出すと、ほんとにおかしなやつだよなと今でも思う。
　君のピアノが好きなんだとか、修学旅行で同じ班だからとか、色んな言い訳をつけては何度も話しかけてきたし、双方の利害が一致して雇用契約を結ぶことになった途端、惜しみなく多額を投資してきた。本気なのかとドン引きしたあの日のことは、もはや懐かしい思い出だ。
　そんな不思議な関係から始まったせいだろうか。未だにわからないことがある。
（勝行って、俺の何なんだろう）
　宵のはずなのに、見上げた空が眩しくて直視できない。
　光は泥まみれの手をかざして目を閉じた。

（最初は……家政夫の仕事頼んできた、雇い主だっけ？）
（友だちになって）
（一緒の家に住む、義理の兄弟で）
（今は、バンドのパートナー）
（でも俺のこと、ずっと好きだったって、...]]></content:encoded>
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      <title>撮影 - 背徳の堕天使（試読版）</title>
      <link>https://wingsweb.kashi-hondana.com/author/page/1153/section/20279</link>
      <pubDate>Mon, 22 Jul 2024 17:32:00 +0900</pubDate>
      <description>高校生ロックバンド「WINGS」
病と闘いながら生きる孤児ピアニスト・今西光と、楽器演奏好きの秀才御曹司・相羽勝行がコンビを組み、ライブハウスで地道な音楽活動中。
セカンドシングル制作時、体調を崩し撮影に穴をあけてしまった光は、勝行とは別録りで単身撮影現場入り。だが現場には死んだと思っていた父親・桐吾がいて――。桐吾に光を奪われた勝行は、とんでもない救出作戦に出る。
WINGS最初の事件簿。主人公・光に襲い掛かる数々の試練。
※この話だけではメインCPはくっつきません。攻めは複数います
※Kindle配信中の当作品を、いくつかのシーンにわけて試読できるようにしました。サンプルなので章と章の間のストーリーはつながっていません。ご了承ください。</description>
      <content:encoded><![CDATA[＊＊
土曜日の朝早くから、勝行は紹介元の沢渡と連れだって茨城へ出かけて行った。
「そういえばお前と一緒じゃない土日って……東京に来てから初めてかも」
「ほんとだね。一人で大丈夫？」
「お前、俺をなんだと思ってんだ！　子どもか！　メシ作れねえのはそっちだろ」
「ははは、ごめんごめん。じゃあね」
簡単な朝食を済ませ、そんな他愛もない会話を交わすと、頬にいってらっしゃいのキスをして見送った。
「さて……」
こっちは勝行がいない、ということ以外は全くもっていつも通りの週末だ。光はイヤホンで音楽を聴きながら、洗濯物干しと部屋の掃除をさっさとこなしていく。起きたのがいつもよりうんと早かった分、家事が終わってもまだ八時。平日なら学校に登校するような時間だ。
撮影の仕事は十時からだと聞いているので、ゆっくり出発できる。暇ができたので、今のうちに宿題でもするか、と通学かばんから教科書とノートを取り出した。
...]]></content:encoded>
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    <item>
      <title>きっと大丈夫 - 背徳の堕天使（試読版）</title>
      <link>https://wingsweb.kashi-hondana.com/author/page/1153/section/20282</link>
      <pubDate>Mon, 22 Jul 2024 17:32:00 +0900</pubDate>
      <description>高校生ロックバンド「WINGS」
病と闘いながら生きる孤児ピアニスト・今西光と、楽器演奏好きの秀才御曹司・相羽勝行がコンビを組み、ライブハウスで地道な音楽活動中。
セカンドシングル制作時、体調を崩し撮影に穴をあけてしまった光は、勝行とは別録りで単身撮影現場入り。だが現場には死んだと思っていた父親・桐吾がいて――。桐吾に光を奪われた勝行は、とんでもない救出作戦に出る。
WINGS最初の事件簿。主人公・光に襲い掛かる数々の試練。
※この話だけではメインCPはくっつきません。攻めは複数います
※Kindle配信中の当作品を、いくつかのシーンにわけて試読できるようにしました。サンプルなので章と章の間のストーリーはつながっていません。ご了承ください。</description>
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肺炎をこじらせ、いつもより光の入院期間は長かった。
それもこれも、小児科にふらりと立ち寄った時の事件で、汗をかきすぎて身体を冷やしたからだと自分でも反省していた。
看護師があとから光のところに来て謝ってくれたのだが、正直光にしてみれば、こちらがあの子に謝らねばいけなかったのではと感じていた。
「ごめんね、あの子は大人の男の人が怖いんだ」
光くんは身体が大きいから、大人に見えたんだろうね、あの子。
あの子が光くんに、勘違いで困らせちゃってごめんね、と言っていたよ、と看護師から伝えらえた。
別に怖がられて泣かれたからと言って、傷ついたわけではない。
ただ、あの子から目が離せなかった自分が怖くなっただけだ。
あれ以来、光はワケのわからない悪夢にうなされて、毎晩夜中に呼吸困難の発作も起こしていた。息苦しさのあまり寝不足の日々が続き、睡眠薬入りの点滴で無理やり昼間に寝かされている日もあった。だ...]]></content:encoded>
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    <item>
      <title>光と小さな女の子 - 背徳の堕天使（試読版）</title>
      <link>https://wingsweb.kashi-hondana.com/author/page/1153/section/29284</link>
      <pubDate>Mon, 22 Jul 2024 17:32:00 +0900</pubDate>
      <description>高校生ロックバンド「WINGS」
病と闘いながら生きる孤児ピアニスト・今西光と、楽器演奏好きの秀才御曹司・相羽勝行がコンビを組み、ライブハウスで地道な音楽活動中。
セカンドシングル制作時、体調を崩し撮影に穴をあけてしまった光は、勝行とは別録りで単身撮影現場入り。だが現場には死んだと思っていた父親・桐吾がいて――。桐吾に光を奪われた勝行は、とんでもない救出作戦に出る。
WINGS最初の事件簿。主人公・光に襲い掛かる数々の試練。
※この話だけではメインCPはくっつきません。攻めは複数います
※Kindle配信中の当作品を、いくつかのシーンにわけて試読できるようにしました。サンプルなので章と章の間のストーリーはつながっていません。ご了承ください。</description>
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　ゲホゴホ。咳き込みながら光は病院をぼんやりうろついていた。熱はだいぶ下がったので、筋力低下を防ぐためにちょっとでも動いておきたくて、ふらり散歩に出ただけだったのだが――。ふと見渡すと自分がどこの病棟を歩いているのか分らなくなった。
「あれ……」
　ぼけっとしすぎた。　俺、今どこにいるんだ？
　マスクをつけなおし、ぼうっとあたりを見渡した。
　二つある大きな病棟を、広い渡り廊下が繋いでいる。ぐるりと好き放題に行き来しているうち、一体自分がどちら側にいるのかわからなくなってしまった。高校入学後から世話になっている病院だが、まだ隅々まで把握できていない。幼児期に長期入院していた地元の病院とは違い、ここの病棟はやたらめったら無駄に広いのだ。
　とりあえずナースステーションを探す。そこで内科病棟への戻り方を聞こう……と思った矢先、耳慣れた心地のいいサウンドが聴こえてきて足を止めた。
（……ピ...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>ライブハウス「インフィニティにて」　２ - 背徳の堕天使（試読版）</title>
      <link>https://wingsweb.kashi-hondana.com/author/page/1153/section/29282</link>
      <pubDate>Mon, 22 Jul 2024 16:43:00 +0900</pubDate>
      <description>高校生ロックバンド「WINGS」
病と闘いながら生きる孤児ピアニスト・今西光と、楽器演奏好きの秀才御曹司・相羽勝行がコンビを組み、ライブハウスで地道な音楽活動中。
セカンドシングル制作時、体調を崩し撮影に穴をあけてしまった光は、勝行とは別録りで単身撮影現場入り。だが現場には死んだと思っていた父親・桐吾がいて――。桐吾に光を奪われた勝行は、とんでもない救出作戦に出る。
WINGS最初の事件簿。主人公・光に襲い掛かる数々の試練。
※この話だけではメインCPはくっつきません。攻めは複数います
※Kindle配信中の当作品を、いくつかのシーンにわけて試読できるようにしました。サンプルなので章と章の間のストーリーはつながっていません。ご了承ください。</description>
      <content:encoded><![CDATA[＊＊

　自分ではアルコール摂取できないけれど、なんとなく配合は分かる。
　沢渡が作るレシピを全部完璧に覚えているからだ。
　カウンター越しにうっとり光を見つめる客に囲まれながら、光は次々とオーダーカクテルを作ってはテーブルに乗せる。これが甘いマスクの勝行や沢渡なら、笑顔のひとつでもサービスするものなのだが、光にそんな芸当はできない。ただ作る作業が楽しいので、ご機嫌な面持ちで酒を注いでいるだけだ。仕事中は生演奏のＢＧＭが絶えないのも、音楽好きな彼にとっては史上最高の環境。聴こえてくる曲のリズムに合わせながら、楽し気にシェイカーを振るだけであのピアノを無料で好き放題演奏する権利を手に入れられるのだと思えば、なんともおいしいアルバイトである。
　客には一切愛想笑いもトークもしないが、その作る姿を見るのが美しくていいとうわさが広まり、女性だけでなく男性客までもがドリンクカウンターに集まってくる。...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>ライブハウス「インフィニティ」にて　３ - 背徳の堕天使（試読版）</title>
      <link>https://wingsweb.kashi-hondana.com/author/page/1153/section/29281</link>
      <pubDate>Mon, 22 Jul 2024 16:43:00 +0900</pubDate>
      <description>高校生ロックバンド「WINGS」
病と闘いながら生きる孤児ピアニスト・今西光と、楽器演奏好きの秀才御曹司・相羽勝行がコンビを組み、ライブハウスで地道な音楽活動中。
セカンドシングル制作時、体調を崩し撮影に穴をあけてしまった光は、勝行とは別録りで単身撮影現場入り。だが現場には死んだと思っていた父親・桐吾がいて――。桐吾に光を奪われた勝行は、とんでもない救出作戦に出る。
WINGS最初の事件簿。主人公・光に襲い掛かる数々の試練。
※この話だけではメインCPはくっつきません。攻めは複数います
※Kindle配信中の当作品を、いくつかのシーンにわけて試読できるようにしました。サンプルなので章と章の間のストーリーはつながっていません。ご了承ください。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　＊＊
　賄いを一緒に食べた休憩室で、不貞腐れた光は机に突っ伏していた。貰ったオレンジジュースを彼の頭の近くに置き、勝行は「須藤さんからの差し入れだよ」と優しく告げる。
「またあの人と喧嘩したの」
「……」
「何かイヤなことでも、言われた？」
「……」
「……光？」
　すっかり機嫌の悪い光は、目の前の勝行を睨みつけたまま、出されたジュースのストローを咥えている。
　置鮎保と光は、本当に仲が悪い。
　なぜなのか勝行にはよくわからないが、とにかく反りが合わないらしい。
　仕事上の関係だと割り切って付き合うことができるほど、どちらの人格もよくはできていない。ただわかるのは、保の方がわざと光を怒らせるような挑発的な態度をとるから、光がすぐにキレる、ということぐらいか。なぜそんなことをするのか、保に一度聞いてみたら、「面白いから」の一言で片づけられて、返答に困ったことがある。
（全くもって大人げない...]]></content:encoded>
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